SDS-PAGEとゲル染色
メディカル・プロテオスコープのプロテオーム受託分析
SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動 (SDS-PAGE) は、試料に含まれるタンパク質の大きさを求める方法として古くから利用されています。ゲル中で固定染色された微量タンパク質は、そのまま切り出して質量分析を用いて同定することができます。メディカル・プロテオスコープではSDS-PAGEとゲル染色のサービスを提供しています。
分析の概要
ポリアクリルアミドゲルおよび電気泳動用緩衝液は、富士フイルム和光純薬株式会社の製品を使用します。試料に含まれるタンパク質の量や組成に応じて、銀染色やCBBなどの色素染色をお選びいただけます。銀染色には質量分析専用のキットを用います。取得した染色ゲルは、そのままタンパク質バンドの同定に利用することができます。また、染色像の解析(バンド濃度の測定など)も可能です。
分析の手順
次の手順で実施します。
1. タンパク質の溶解と変性
2. SDS-PAGEにてタンパク質を分離展開
3. 電気泳動後のゲルを染色処理へ(銀染色あるいはCBB染色)
4. イメージアナライザーによるゲル染色像の保存
図.SDS-PAGEの活用例
プルダウン試料の分析では、対照との間でゲル染色像を比較します(図)。選定したタンパクバンドを切り出し、タンパク質同定の工程に供します。
分析の対象
・精製タンパク質試料
・プルダウン試料
・バイオ医薬品(抗体)
など多数。
2024年5月14日更新
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