増え続けるプロテオミクス論文
「Proteome」の語が論文に初めて掲載されたのは1995年のことでした。その後現在までに至るまで関連の論文数は増加の一途をたどっています。PubMed (http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed) のキーワード検索の機能を利用して発表論文数の年次変化をまとめてみました(グラフ)。検索条件は「注」に記載したとおりです。
論文タイトルまたは要旨に「Proteome」または「Proteomics」を使用したオリジナル論文は、PubMedの論文総数に比べて明らかに高い増加のカーブを描いています (Proteome/Proteomics)。さらに質量分析の用語で絞り込んでみると、いずれの年もプロテオミクス論文のうちの半分近くを占めました (MS)。ただし、論文タイトルと要旨のいずれにも質量分析を明示していないケースも多いので、現実の質量分析の使用率はグラフに現れているよりもずっと大きいようです。
注: PubMedキーワード検索の条件
「総数」: Journal Article [PT] NOT review [PT] AND **** [PPDAT]
「Proteome/Proteomics」: (proteome [TIAB] OR proteomics [TIAB]) AND Journal Article [PT] NOT review [PT] AND **** [PPDAT]
「MS」: (proteome [TIAB] OR proteomics [TIAB]) AND (mass spectrometry [TIAB] OR mass spectrometric [TIAB] OR LC-MS/MS [TIAB]) AND Journal Article [PT] NOT review [PT] AND **** [PPDAT]
検索条件中、「****」には西暦が入ります。
[]内のタグの意味については下記サイトをご参照ください。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK3827/
更新日: 2016年8月19日